共用サーバーとVPSの大きな違いとは?

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IT担当者は業務目的に応じて、共用サーバーとVPS (Virtual Private Server) を賢く選択することが求められています。そのためにはそれぞれの違いを正しく把握し、業務にどう影響するか検討する必要があります。人・モノ・金・時間といった限られた会社の資産を、最も効果的に最適化することが大切です。

hostingvsvps

1:共用サーバー・VPSの比較表

まずはできること、できないことを比較してみました。これは、あくまで一般的な区分けです。サービス提供会社によって内容は若干異なり、また日々進化しています。

最近では、クラウドという用語がVPSと似たような意味で使われていますが、厳密には異なります。クラウドの方が専門的で利用が難しい反面、より高機能となっています。今回はクラウドの説明は省略します。

項目 共用サーバー VPS
誰でも使えるか ある程度使える 無理(スキルが必要)
すぐ使えるか はい いいえ(開発期間が必要)
性能 標準的 比較的高性能(速い・多い)
料金 比較的安い 比較的高い  注1)
サポートの対象 経営者向け 技術者向け
用途 会社案内(コーポレートサイト)、ECサイト ゲームサイトやアプリサービス
機能 ひと通り必要なものが網羅されている 最初は全くない(自身でインストール・設定が必要)
Webサイト公開  注2) 簡単・早い 大変・時間がかかる
マルチドメインでの利用(複数サイトの公開)  注2) 簡単・早い 設定しないと使えない
メールも使えるか はじめから使える 設定しないと使えない
操作方法 ブラウザー上でだいたい可能(コントロールパネルが充実している) 専用ツールでコマンド打ち(SSH)
セキュリティ 比較的安心 比較的危険(全て自身で設定が必要)
SSL(データの暗号化)の導入 オプションとして用意されているので、設置しやすい 自身で契約し、プログラムを更新する必要がある
バックアップ オプション(データが対象) オプション(プログラムとデータが対象)
WordPress設置 簡単(1クリックで可能な場合が多い) 基本的には全て自身で行う必要有  注3)
データベース(MySQLなど) 最初から入っている(プランにもよる) 自身でインストール・設定が必要
固定のIPアドレス  注4 オブションの場合が多い 付与されている

注1) 最近日割計算を導入する動きがあります。開発などを行う時に利用します。公開サイトは常時利用のため、あまりメリットはありません。
注2) コンテンツのデータがあって、IPアドレスのネットワーク設定(DNS)が完了している場合です。
注3) 最近ではWordPress専用のVPSも登場しています。
注4) 固定のIPアドレスはSSL(データの暗号化)の際に必要です。

サーバーの基本的なスペックの比較については、さまざまなプランが用意されていて、一概に比較が困難なため、ここでは取り上げておりません。まずは違いを知ることが大切なため、抽象的な説明に終始しています。

またroot権限の有無については、とくに比較していません。たとえあったとしても、操作には最大限の注意が必要で、慣れないとサーバーが停止してしまう恐れがあります。既存のコントロールパネルでの操作だけにとどめていた方が、安全です。

2:最も違うこと、それは「誰でも使えるか」です。

上の比較表でも明らかなように、共用サーバーとVPSの最も違うことは、万人向けかどうかということに尽きます。この差は利用目的が異なることから生じています。

利用目的は、比較的小規模の組織・サイト用か、そうでないかに分けられます。前者の場合は。IT担当者の守備範囲が広くなるので、個々の作業はできる限り省力化できるサービスを選択することが望ましいと考えます。

一方、後者の場合では、IT担当者はより細分化された業務を担当できるので、専門的なスキルを活かして、開発や運用の体制をとることができます。

3:共用サーバー・VPS向き不向きまとめ

公開サイトの目的と用途によって、共用サーバーとVPSに向き不向きが生じます。この項目では、例を挙げて下記のようにまとめました。

Webサイト構築(コーポレートサイトやECサイトなど)

この場合は、社内のエンジニアの有無にかかわらず、共用サーバーの利用をおすすめします。サイトの規模によって、プランの選択をしていけばいいでしょう。

ゲームサイトやアプリサービスなど新規事業

この場合は、VPSしか利用できません。これらの独自サービスを提供するためには、専用のサーバーの開発が併せて必要です。

なお、ゲームやアプリといった独自サービスのプログラムを外注する際に、サーバー自体の設計もあわせて依頼すれば、手間と費用が軽減できます。

さらに、VPSのプランをアップグレードすることにより、増大するアクセス数に対応でき、プログラムの処理速度や画面の表示速度を改善することが可能になります。

VPSの仕様で注目したいことは、記憶装置がハードディスク(HDD)ではなく、高速なソリッド・ステート・ドライブ(SSD)が利用できるか否かです。サイト訪問者がストレスを感じない表示・データ処理速度の維持には、SSDは欠かすことができません。

メールサーバー

電子メールの送受信を処理するサーバーは、社内のエンジニアの有無にかかわらず、共用サーバーの利用をおすすめします。基本的にVPSは向きません。

日常のユーザー管理(新規追加・更新・削除)には、共用サーバーが提供するメール管理画面を、ブラウザーで利用する方が簡単で、セキュリティ面でも安全です。

最近では、共用サーバーが提供するメールサーバーに、あらかじめウイルス対策やスパム対策の設定がされ、無料で利用できる場合が多く、安心して利用できます。

カゴヤ・ジャパンが提供している共用サーバーでは、このメール用のサーバー機とWenサイト公開用のサーバー機とを分けているのが特徴です。これには、機能を分散することで、処理が集中した場合にも安定性と速度を維持する目的があります。

WordPressの利用

最近では、共用サーバーもVPSも大差なく利用できるようになっていますが、用途によって選択することは必須です。

既存のテーマ・テンプレートを使用して、CSS(設定プログラム)のカスタマイズが無い場合には、共用サーバーが向いています。一方、テーマ・テンプレートをカスタマイズして独自のデザインや特殊な機能を導入する場合は、開発が必要なためVPSで決まりです。

カゴヤ・ジャパンが提供しているVPSのWordPressパックは、環境を簡単につくることができる魅力的なサービスです。さらに、サイトを表示するためのWebサーバーとしてApacheではなく、Nginxが組み込まれていることからわかるように、サイト表示のための高速化の仕組みが取り入れられています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。使い分けのおおまかな基準は、以下の通りです。

一般的な利用目的には共用サーバーで、新規開発や特殊な目的の場合にはVPSです。この選択を間違えると、会社の資産が無駄になる可能性があるので、よく検討してから導入しましょう。

また、共用サーバーとVPSには向き不向きがあり、上手に使い分けることによって、目的のWebサイトの公開や電子メールなど各種サービスの利用が円滑にできるようになります。

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