【検証】GMOクラウドのConoHaVPSを実際に使ってみました

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この記事は、筆者が実際に使ってみた体験をもとに書いています。
ConoHa VPS(以下ConoHa)は意外に通好みなスペック、料金そしてプロモーションで攻めてきます。VPSの乗り換えを考えている方に、この記事が役立つことを願っています。

>ConoHaのVPSの公式サイトを見る

基本的なスペック

ConoHaの概要

ConoHa仕様と料金表

ConoHaの仕様と料金は、競合他社と横並びです。だからこそ、利用者がサーバーを最短時間で構築する工夫によって差別化しています。サービスをアップデートする頻度と、そのバリエーションは業界でトップクラスだと思います。
ConoHaの場合、超有名なアプリケーションからマニアックなものまで揃っています。そして、ほぼテンプレートイメージの選択だけで、すぐに目的のサーバーを立ち上げることができるのです。

それでは、まずはスペックを計測してみましょう。

詳しい計測値

ターミナルエミュレータで実際に計測した数字です。今回はCPU2コア、メモリ 1GBプランで計測しています。他社と比較して突出した数値は出ていませんが、安定した数値ではないでしょうか。当然ですが、計測値はマシンスペックによって大きく変動します。

cpuinfoコマンドで計測

ベンダーID GenuineIntel
CPUファミリー 6
モデル 63
Model name Intel(R)Xeon(R)CPU E5-2650 v3 @2.30GHz
ステッピング 2
microcode 0x1
CPU MHz 2294.686
キャッシュサイズ 4096KB
physical id 0
siblings 1
core id 0
CPU cores 1
apicid 0
initial apicid 0
fpu Yes
fpu_exception Yes
cpuid level 13

UnixBenchコマンドで計測

2つのレジスタを使ってシステム(整数)プログラミングの性能 59598710
浮動小数点演算性能 7679
関数の呼び出し性能 7621
ファイルのコピー(バッファサイズ1024バイト) 900807
ファイルのコピー(バッファサイズ256バイト) 254997
ファイルのコピー(バッファサイズ4096バイト) 2493509
パイプ処理のスループット 3184655
パイプベースのコンテキストのスイッチング処理 614772
プロセス作成 22355
システムコールでのオーバーヘッド 3322685
1つだけシェルスクリプトの実行 9242
8つ同時にシェルスクリプトの実行 1303
System Benchmarks Index Score(総合評価) 2215

(注) 2 CPUs in system; running 2 parallel copy of testsの数値

OSなどテンプレートのラインアップ

ConoHaの充実度は高く、ここが選択のポイントになりますね。

OS

ConoHaのOS

CentOSイチオシのようです。実は、CentOSの世界的なシェアはUbuntuとDebianに次いで3位(統計)なのですが、他のOSに比べて、バージョンの選択肢が多いです。この違いは、日本国内でのユーザー評価が特有だからではないかと筆者は考えています。

アプリケーション

ConoHaのOSアプリケーション

いろいろ揃っています。キャプチャー画像は一部のアプリケーションのみですが、2017年10月時点で、合計で22もあります。個人的なおすすめは、やはり爆速WordPress(KUSANAGI)とMastodonです。ConoHaでの構築方法は、のちほど詳しく解説します。
なおMastodonとは、Twitter風のSNSが構築できるオープンソースで、あっという間に出来上がります。通常の構築手順は相当複雑なので、拍子抜けするほどです。実は筆者もそうですが、一度挫折した経験のある方におすすめですね(笑)

保存イメージ

イメージとしてそのまま保存しサーバーの再構築に利用できるため、バックアップ用に使えます。詳しくは保存イメージのオンラインマニュアルをご覧ください。

使ってみたいサービス

プライベートネットワーク

ConoHaのプライベートネットワーク

インターネット側からあたかも一台のサーバーにみえる、複数サーバー構成のローカルネットワークを容易に組むことができます。例えば、データベースサーバーをインターネットに直接公開する必要がないため、セキュリティを向上することができます。
設定方法はプライベートネットワークのオンラインマニュアルに公開されています。コントロールパネルにて、プライベートネットワークを作成して、接続するサーバーの設定変更をすれば構築は完了します。

ロードバランサー

ConoHaのロードバランサー アクセス集中時に、サーバーダウンを防ぐことを目的とした負荷分散の方式です。導入によって、HTTPアクセスで数万Req/sec以上の処理が実現できます。このような高機能をコントロールパネル上で、簡単に設定できます。設定方法はロードバランサーのオンラインマニュアルに公開されています。人気サイトを運営されている方には、必須オプションです。

メールサーバー

ConoHaメールサーバー

VPSの場合に、意外と後回しになりがちなメールサーバーの構築を、オプションで利用できるのは助かります。設定方法はメールサーバーのオンラインマニュアルに公開されています。ユーザー数の多い場合でも、ブラウザ上で基本的な管理ができて、日々の運営が楽になります。
このオプションはそれほど珍しいことではないと思います。そもそも、レンタルサーバーのプランを使えば済むことです。それでもConoHa公式のオプションによって、月500円から独自ドメインやメールアカウントを無制限につくることができます。

ConoHaの3つの特徴

(1) 手続きはシンプルでも、申し込み者の認証作業は必要

ConoHaの特徴1

こちらの登録画面にアクセスして、必要最小限の個人情報を登録することで簡単に終了します。それでも、申し込み者が実在しているかを調べる認証プロセスがあり、本人以外によるなりすましを防止しています。もちろん決済方法でもきっちりと特定されているので、セキュリティは安心ですね。

(2)専用のプリペイド形式で支払いに対応している

料金支払い方法にはクレジットカード以外に、「ConoHaチャージ」と「ConoHaカード」の2つの方法が用意されています。「ConoHaチャージ」は事前のチャージ(入金)です。

ConoHaカード

一方「ConoHaカード」は、キャプチャー画像のような実際のカードです。「国内のクラウド・ホスティングサービス初のプリペイドカード」だそうです。オンラインでクレジットカードの登録が怖い場合には、ConoHaカードのクーポンコードさえ登録すればよく、安全ですね。こちらのカードは、ConoHa萌えキャラの「美雲このは」が好きな方向けです。コレクション目的でもおすすめです。公式サイト「このはブログ」も公開されています。

(3)好きなサーバープランの選択もとても簡単!

ConoHaサーバープラン選び方

画面にそって欲しいスペックを順番に選んで登録すれば、あっという間にサーバーが出来上がります。厳密にはセキュリティ向上のために、許可ポートの指定やSSH Keyの設定はもちろん、頑丈なrootパスワード登録も必要です。
サーバーが出来上がると同時に、ネットワーク情報が表示されます。そこに書かれている固定IPアドレスとrootパスワードなどの情報で、まずはターミナルエミュレータを使って、サーバーにログインしてみましょう。

実際に使ってみた!

それでは利用例として、気になる2つのアプリケーションの構築方法を動画で解説したいと思います。ほかのアプリケーションでも同じステップです。これさえわかれば、いろいろと試すことができますね。

WordPress(KUSANAGI)

CMSのWordPressを超高速で動作させるために、KUSANAGIという仕組みを利用しています。無料でこのKUSANAGIが使えるVPSは珍しいので、ぜひ体感されることをおすすめします。ここでは2つのパートに分けて説明します。

(前半) KUSANAGIのVPS作成

ご覧のように、ConoHaのコントロールパネルでわずかな数種類の選択だけで、1分以内に前半のVPS作成は終了します。コントロールパネルの画面で、「2.イメージ」の項目で次の操作をします。公式マニュアルにも説明があります。

  1. 「イメージタイプ」で「アプリケーション」タブを選択
  2. 「アプリケーション」で「WordPress(KUSANAGI)」タブを選択

(後半)サーバーにログインして初期設定

ConoHa サーバー追加

  1. コントロールパネルのメニュー「サーバー追加」(キャプチャー画像の赤枠Aの部分)をクリックします
  2. 「サーバーリスト」ページの「ネームタグ」の項目(キャプチャー画像の赤枠Bの部分)をクリックします
    ConoHaコンソール
  3. 画面が変わったら、今回はメニュー「コンソール」(赤枠の部分)をクリックします
    ConoHa ログイン
  4. 「コンソール」が開くので、login:のあとにrootと入力した後に、最初に設定したパスワードを入力します
    ConoHaKUSANAGI
  5. あとはKUSANAGIの設定を続けます

設定方法は、KUSANAGIの公式マニュアルを見ながら進めます。わかりやすく整理されているので、スムーズにできると思います。以上でWordPress(KUSANAGI)のセットアップは終了です。それでは超高速のWordPressをお楽しみください。

Mastodon(マストドン)

次の利用例として、Twitterのような仕組みを運営できるアプリケーションMastodonをご紹介します。ConoHaなら最小限の設定だけで済みます。これはありがたいですね。
ところでMastodonの設定方法のすべてを解説した情報は、インターネットに多く公開されています。ところが相当複雑で、ステップが多いためうまくいかない方もいると思います。筆者も実はそうです(笑)そんな方には朗報ですね。
ドメインとメールサーバーだけ、事前に用意しておいてください。それでは始めます。

(前半) MastodonのVPS作成

すでにご紹介したKUSANAGIの方法と一緒です。といいますか、他のアプリケーションの場合も一緒です。

(後半)サーバーにログインして初期設定

ターミナルエミュレータにログインすると、下のような画面が出ます。すでにMastodonイメージがインストールされていることがわかります。

ConoHa サーバーログイン

ConoHa公式マニュアルの「Mastodonの設定をする」の項目にある、4つの操作をするたけで完了です。
もしメールサーバーが独自で用意できない場合は、ConoHaが提供しているメールサーバーを使えば、こちらもあっという間といいますか、あっけなく出来上がります。

念願のオープニング画面が出れば完了です。あとはセキュリティの調整をお忘れなく。

Mastodon

使ってみてわかった、ConoHaのメリットとデメリット

ConoHaのメリット

操作しやすい

ConoHa操作

メニューやサービスを、あれもこれもの盛りだくさんではなく、きっちり厳選しているので、とても使いやすいというのが最初の印象です。VPSのコントロールパネルは最初の設定と、強制終了やサーバー再構築など何かあった時しか使わないことが多く、ふだんはあまりお世話になることはありません。そのため使い慣れることは大変で、結局シンプルなのが一番になります。

いつも新しくしようとしている

Conohaお知らせ一覧

新しいサービスの告知がかなり頻繁にあります。対応するテンプレートイメージが増えたとか、新アプリの提供とか2017年10月だけでもこんなにあります。
セールスでもいろいろなキャンペーンを、切れ目なく実施しています。メルマガを登録していると数日おきに送られてきます。けっこう煽られます(笑)賛否はありますが、常にアップデートするチャレンジと筆者は受け取っています。

ドキュメント類が充実している

マニュアルやよくある質問のボリュームがかなりあります。基本から応用まで、こちらの「ご利用ガイド」にきっちり整理されています。

料金の負担が少ない

初期費用なしで1時間単位の課金のため、特に超短期の利用では助かります。複数のサーバーを同時に稼働していても、あまり心配しないで済みます。もちろんハイスペックの場合は、それなりの料金です。

ConoHaのデメリット

目立っているので、ターゲットになりやすい

仕方がないことですが、やはりセキュリティのぜい弱性をついた攻撃を受けやすくなります。ただConoHa はGMOグループに属しているので、いろいろな解決方法を駆使できます

専属キャラクター

ConoHaキャラクター

サービスの本質ではありませんが、筆者はキャラが苦手です。以前と比べてほとんど前面に出てこないので、最近はほっとしています。と思ったら、全画面がハロウィンバージョンに変わっていました(2017年10月22日時点)あくまで好き好きの話しなので、あえてここで取り上げるほどのことではないかもしれませんが…

まとめ

ここまでいかがでしたか。ConoHaを実際に使ってみた雑感をまとめてみました。いまも筆者にとってConoHaは、萌えキャラのイメージは強いですが、チャレンジングなブランドということがわかっています。そして実は堅実なサービスを、お手頃の料金体系で提供しています。これからもますますConoHaファンが増えることを願っています。

※この記事をお読みいただく際の注意事項
掲載している操作方法や画像などは、2017年10月時点のものです。その後のVPSサービス自体の変更には、一部対応していないことが予想されます。またこのページの手順でサーバーを構築した際に、もし問題が発生した場合には、責任を負う事ができかねます。あらかじめご了承ください。この記事の内容には、筆者個人の感想を含みます。サービスの利用目的により、雑感が変動することもあります。どうぞご理解ください。

この記事を書いた人 yama
ライタープロフィール 企業でWebmasterとして10年間の経験を活かしライター、デザイナー、コーダーとして活動中。情報セキュリティの認証取得経験があり、利便性とリスクのバランスを考えた仕事を心がけている。国内外のVPS(Linux/Windows)を多数利用している。

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